|
|
自 平成22年4月 1日
至 平成23年3月31日
|
|
T 事業概要 |
|
金属鉱業等鉱害対策特別措置法第13条第1項に規定する
指定特定施設に係る鉱害防止業務に関する事項
|
|
|
1.鉱害防止業務 |
|
金属鉱業等鉱害対策特別措置法に基づく指定鉱害防止事業機関として、次に掲げる22鉱山の指定特定施設に係る鉱害防止業務を実施した。
|
|
|
(鉱山名) |
(事業場名)
|
(指定特定施設名) |
|
さ い |
|
|
1)
|
佐井鉱山
(青森県佐井村) |
ながのり沢処理場
丸太沢処理場
|
一の沢坑
ながのり沢堆積場
丸太沢たい積場
|
|
つちはた |
|
|
|
土畑鉱山
(岩手県西和賀町) |
|
畑平第三坑道(北口)
畑平第三坑道(東口)
畑平第五坑道
白土第二通洞
三坑捨石堆積場
本仁王沢捨石堆積場
上野々新二坑
畑ケ沢捨石堆積場
|
|
いわがみ |
|
|
3)
|
岩神鉱山
(秋田県大館市) |
岩神坑水処理場
|
深沢坑
相吉沢大切坑
相吉沢坑
新坑
岩神沢大切坑
|
|
おぐに |
|
|
4)
|
小国鉱山
(山形県小国町) |
小国坑水処理場
|
通風坑
露天掘跡場
|
|
こびゃく |
|
|
5)
|
小百鉱山
(栃木県日光市) |
大切坑前坑水処理場
|
大切坑 |
|
う ど |
|
|
6)
|
鵜峠鉱山
(島根県大社町) |
鵜峠鉱山廃水処理場
|
船谷坑前捨石堆積場
|
|
たほう |
|
|
7)
|
太宝鉱山
(鳥取県岩美町) |
太宝鉱山坑水処理場
|
本坑
|
|
ちとせ |
|
|
8)
|
千歳鉱山
(北海道千歳市 ) |
千歳事業場
|
福神沢通洞坑
神山第一通洞坑
|
|
なまりやま |
|
|
9)
|
鉛山鉱山
(秋田県小坂町) |
鉛山坑水処理場
|
鉛山本ヒ三番坑
鉛山本ヒ大切坑
鉛山本ヒ大切坑捨石集積場
鉛山本ヒ通洞坑捨石集積場
|
|
ながき |
|
|
10)
|
長木鉱山
(秋田県大館市) |
長木坑水処理場
|
大黒坑第一堆積場
大黒坑第二堆積場
大黒坑第三堆積場
毘沙門坑第一堆積場
毘沙門坑第二堆積場
弁天坑堆積場
|
|
みたて |
|
|
11)
|
見立鉱山
(山形県西川町) |
見立鉱山坑廃水処理場
|
長盛坑
|
|
よしの |
|
|
12)
|
吉野鉱山
(山形県南陽市) |
本山坑廃水処理場
長ケ沢坑廃水処理場
長ケ沢堆積場法尻処理場
|
熱田旧坑
新盛旧採掘跡坑
恵比須旧採掘跡坑
布袋旧採掘跡坑
大黒旧採掘跡坑
旧恵比須堆積場
日坂0m坑
日坂上24m坑
長ケ沢堆積場
|
|
おごや |
|
|
13)
|
尾小屋鉱山
(石川県小松市) |
赤目坑水処理場
倉谷坑水処理場
|
赤目立坑
倉谷第六立坑
|
|
おびら |
|
|
14)
|
尾平鉱山
(大分県緒方町) |
尾平鉱山坑廃水処理場
|
新大切坑
4番坑
宮の原鉱さい堆積場
宮の原西側鉱さい堆積場
宮の原東側鉱さい堆積場
笠塚鉱さい堆積場
|
|
やそう |
|
|
15)
|
八総鉱山
(福島県南会津町) |
赤倉中和処理場
|
赤倉通洞坑
獅子小屋堆積場
|
|
たかとり |
|
|
16)
|
高取鉱山
(茨城県城里町) |
高取鉱山坑廃水処理場
|
赤木毛通洞坑
第1通洞坑
南沢捨石堆積場
|
|
かみきた |
|
|
17)
|
上北鉱山
(青森県七戸町) |
上北鉱山坑水処理場
|
上の沢60m坑道
立石0m坑道
奥の沢東0m坑道
本坑20m坑道
選鉱場脇ズリ堆積場
|
|
やたに |
|
|
18)
|
八谷鉱山
(山形県米沢市) |
八谷鉱山坑水処理場
|
下二坑道
|
|
く ね |
|
|
19)
|
久根鉱山
(静岡県佐久間町) |
本山坑坑水処理施設
|
本山通洞坑
|
|
きしゅう |
|
|
20)
|
紀州鉱山
(三重県紀和町)
|
所山中和処理場
|
1〜2号隧道開口部坑
5号隧道坑
6号隧道坑
大峪坑
岡本谷尾鉱堆積場
岡本谷捨石堆積場
上川捨石堆積場
惣房立坑向入口 |
|
みなみふるとうべ |
|
|
21) |
南古遠部鉱山
(秋田県小坂町) |
南古遠部坑水処理場 |
第一立坑 |
|
しもかわ |
|
|
22) |
下川鉱山
(北海道下川町) |
通洞坑坑水処理場
渓和第2廃水処理場
27線沢廃水処理場
|
通洞坑
旧選鉱場附属堆積場
渓和捨石堆積場
渓和第2捨石堆積場
苗圃1号捨石堆積場
苗圃2号捨石堆積場
苗圃3号捨石堆積場
苗圃4号捨石堆積場
27線沢捨石堆積場
|
|
|
本年度は、操業面においては季節的な変動要因がみられたものの、総体として着実に鉱害防止業務を継続することができた。
|
|
2.鉱害防止事業調整基金の管理業務 |
|
鉱害防止事業調整基金の管理業務は、同管理規程に基づき、その管理の適正かつ円滑な遂行を図った。
|
|
3.鉱害防止事業充当基金の管理業務 |
|
鉱害防止事業充当基金の管理業務は、同管理規程に基づき、その管理の適正かつ円滑な遂行を図った。
|
|
|
|
1.技術開発及び調査研究事業 |
|
(1) |
亜鉛バックグラウンド値及び関連調査(自主調査) |
|
本調査は、公共用水域における水生生物保全の観点から、亜鉛の排水基準が従来の5mg/Lから2mg/Lに強化されたのを踏まえ(金属鉱業など10業種については、平成23年12月10日までの5年間は従来の5mg/Lの暫定基準が適用)、当センター事業所のうち現在2mg/Lを超える事業所付近における周辺流域からの亜鉛の自然流出量の状況、河川の亜鉛含有状況及びその状況下での河川に生息する生物の実態を把握するため、平成19年度から実施している。
平成22年度は、平成21年度に実施した調査データの解析と動植物プランクトンや水生昆虫等の水生生物調査を実施し、これまでに実施してきた佐井、岩神、八総、小百、鉛山、見立及び尾小屋事業所の計7ヶ所における「亜鉛バックグラウンド値及び関連調査」の結果を集大成し報告書を作成した。
これらの調査結果から亜鉛のバックグラウンドの濃度は、何れの鉱山も水生生物の保全に係る環境基準値である0.03mg/Lを超過する0.1mg/L以上の濃度を示していることが明らかになった。また、水生生物調査の結果から、各鉱山においてそれぞれ異なる特徴を持つ生物相が観察されたが、水処理場の上下流で、大きな生物相の変化は認められなかった。
|
|
|
平成22年10月22日(金)13:30〜17:00まで日本鉱業協会のA会議室にて、各事業所の代表者が一堂に会し、意見交換等を実施した。
(1)各事業所代表者報告と意見交換
@ 平成22年度〜25年度の100万円以上大規模工事計画について
A 設備の不具合低減の取り組みについて
B 管理作業効率化またはコストダウンの取り組みについて
C 安全確保への取り組みについて
D その他事業所での懸案事項について
(2)その他
@ センター本部からの連絡事項として「全亜鉛の暫定排水基準の見直し」についての状況説明
(3)報告 :亜鉛バックグラウンド調査の経過報告
ジオテクノス株式会社環境事業部次長 神宮 宏
(4)説明 :休廃止鉱山鉱害防止等工事費補助金について
経済産業省原子力安全・保安院 鉱山保安課長補佐 高須賀邦充
|
|
|
鉱害調査・研究開発基金の管理業務は、同管理規定に基づき、その管理の適正且つ円滑な遂行を図った。
|
|
U 庶務事項 |
|
1.理事会 |
|
|
(1)第六十七回通常理事会
平成22年6月10日(木曜日)午前11時00分から、日本鉱業協会A会議室にて開催され、岡田昌徳理事長が議長となり、下記議案を付議し、異議なく原案どおり承認可決された。
|
|
|
付議事項
|
第一号議案 |
平成21年度事業報告承認の件 |
|
第二号議案 |
平成21年度決算報告承認の件 |
|
第三号議案 |
現評議員の辞任に伴う新評議員の委嘱承認の件 |
|
第四号議案 |
現理事長の辞任に伴う新理事長の互選の件 |
|
|
|
(2)第六十八回臨時理事会
平成22年7月1日(木曜日)午前11時00分から、日本鉱業協会A会議室にて開催され、仙田貞雄理事長が議長となり、下記議案を付議し、異議なく原案どおり承認可決された。
|
|
付議事項
|
第一号議案 |
現専務理事の辞任に伴う新専務理事の互選の件 |
|
第二号議案 |
現事務局長の辞任に伴う新事務局長の委嘱承認の件 |
|
第三号議案 |
現評議員の辞任に伴う新評議員の委嘱承認の件 |
|
|
|
(3)第六十九回通常理事会
平成23年3月9日(水曜日)午前11時00分から、日本鉱業協会A会議室にて開催され、仙田貞雄理事長が議長となり、下記議案を付議し、異議なく原案どおり承認可決された。
|
|
付議事項
|
第一号議案 |
平成23年度事業計画承認の件 |
|
第二号議案 |
平成23年度収支予算承認の件 |
|
第三号議案 |
公益財団法人への移行を選択することについての承認の件 |
|
第四号議案 |
財団法人資源環境センターにおける最初の評議員の選任方法(案)承認の件
|
|
第五号議案 |
最初の評議員選定委員会の委員の構成(案)承認の件 |
|
第六号議案 |
最初の評議員選定委員会の設置・運営規則(案)承認の件 |
|
第七号議案 |
最初の評議員候補者(案)承認の件 |
|
第八号議案 |
「定款の変更の案」承認の件 |
|
|
2.評議員会 |
|
|
(1)第五十九回評議員会
平成22年6月10日(木曜日)午前11時40分から日本鉱業協会A会議室にて開催され、高木俊毅評議員が議長となり、下記議案について、理事長の諮問に応じて審議され、全員異議なく原案どおり承認された。
|
|
付議事項
|
第一号議案 |
平成21年度事業報告について |
|
第二号議案 |
平成21年度決算報告について |
|
第三号議案 |
現役員の辞任に伴う新役員の選任について |
|
|
|
(2)第六十回評議員会
平成23年3月9日(水曜日)午前10時00分から日本鉱業協会A会議室にて開催され、高木俊毅評議員が議長となり、下記議案について、理事長の諮問に応じて審議され、全員異議なく原案どおり承認された。
|
|
付議事項
|
第一号議案 |
平成23年度事業計画について |
|
第二号議案 |
平成23年度収支予算について |
|
第三号議案 |
公益財団法人への移行を選択することについて |
|
第四号議案 |
財団法人資源環境センターにおける最初の評議員の選任方法(案)について
|
|
第五号議案 |
最初の評議員選定委員会の委員の構成(案)について |
|
第六号議案 |
最初の評議員選定委員会の設置・運営規則(案)について |
|
第七号議案 |
最初の評議員候補者(案)について |
|
第八号議案 |
「定款の変更の案」について |
|
|
3.登記 |
|
|
(1) |
平成22年7月8日 平成22年6月10日の役員の変更に係る、相馬信義氏
、山本勝氏の退任及び、塩谷和男氏、中井義法氏の就任登記を完了した。
|
|
|
4. 特記事項 |
|
(1)役員の選任の認可 |
|
平成22年6月24日 当センターは、経済産業大臣から金属鉱業等鉱害対策特別措置法第24条の規定に基づき、塩谷和男氏、中井義法氏の理事選任について認可の通知を受けた。
|
|
(2)事業計画及び収支予算の認可 |
|
平成23年3月29日 当センターは、経済産業大臣から金属鉱業等鉱害対策特別措置法第23条第1項の規定に基づき、平成23年度の事業計画及び収支予算の認可を受けた。
|
|
以 上
|